2.本日の趣旨説明
- クラシックエディターとブロックエディターの違い
- クラシックテーマとブロックテーマの違い、それぞれのメリットとデメリット
- クラシックテーマを利用した制作手法
- ブロックテーマを利用した制作手法
- クラシックテーマからブロックテーマの使い分け
- ブロックテーマ利用のタイミング
- 質疑応答
3.質問コーナー(Sli.do でのリアルタイムアンケートを予定)
- https://app.sli.do/event/nyA8Qx9h3EndZR8XzFF9Z2
- 質問 : どこからきましたか?
- 質問 : フルサイト編集を利用したことがありますか?
- 質問 : 今日聞きたいことがあれば教えてください(フリーテキスト)
クラシックエディターとブロックエディターの違いはなんでしょう。では、クラシックテーマとブロックテーマの違いはなんでしょう。本ワークショップでは、まずこの違いを明確にし、その上でクラシックとブロックで異なる制作手法は、どのように使い分けるべきを考えます。
4.クラシックエディターとブロックエディターの違い
- WordPress5.0よりエディターが変わりました。
- それ以前に利用されていたエディターをクラシックエディターと呼びます。
- 5.0以降のエディターをブロックエディターと呼びます。
- ブロックエディターを使いましょう!
クラシックエディタ
- クラシックエディターの特徴
- ヴィジュアルモードとHTMLモードのタブ
- https://hilarious-beaver-49c643.instawp.xyz/wp-admin/post-new.php
ブロックエディタ
- ブロックエディターの特徴
- ブロックで操作
- 用意されたパーツを組み合わせて作業する。
- https://hilarious-beaver-49c643.instawp.xyz/wp-admin/post.php?post=1&action=edit&classic-editor__forget
ブロックエディタを含むグーテンベルクプロジェクトの4つのフェーズ
- より簡単な編集 — WordPress ではすでに利用可能であり、継続的な改善が行われています
- カスタマイズ — サイト編集、ブロック パターン、ブロック ディレクトリ、ブロック テーマ ← フルサイト編集
- コラボレーション— コンテンツを共同編集するためのより直感的な方法 ← 次回より実装
- 多言語 — 多言語サイトのコア実装
5.ブロックエディターの便利な使い方
過去のワークショップでご紹介しています。今夜は少しだけご紹介
6.クラシックエディターからブロックエディターへの乗り換え
- おすすめプラグイン
- Convert to Blocks
- クラシックエディターから、ブロックエディターにする際に、過去のコンテンツはクラシックブロックに入ります。Covert to Blocksのボタンをクリックすると、適切なブロックに変更されるのですが。それを自動的にやってくれるプラグインです。
- ただ、利用にはwp cliコマンドを叩く必要があり、黒い画面が必須です。
7.クラシックテーマとブロックテーマの違い、それぞれのメリットとデメリット
- WordPress5.9よりブロックテーマが加わりました
- 今後はブロックテーマが主流に変わっていくと考えられる
- ただ、まだ過渡期で変化のスピードが早い
- 今後実装となる想定の機能も存在
- ただ、便利なところもたくさん
クラシックテーマについて
- PHP中心
- テンプレートはPHPで記述
- 例
メリット
- 既存の知識が活かせるため、慣れている人には学習コストが低い
デメリット
- PHPの記述は必須
ブロックテーマについて
- ブロック中心
- テンプレートは管理画面より作成する
- 必要に応じてブロックを開発する
- 例
メリット
- PHPの記述さえも不要
- 手早く、管理画面からサクサク作れる
デメリット
- ブロックに依存する部分が大きい
- 既存のブロックの知識
- カスタムブロック
- 変化への追従
8.クラシックテーマを利用した制作手法
- どこから始めるか?
- オリジナルテーマ
- スターターテーマを元に作成
- もしくは1から作成
- 既存テーマ
- 子テーマ
- プラグインからのカスタマイズ
- オリジナルテーマ
- 各種テンプレートを、ローカル上のPCでテキストエディターを利用して編集していく
- コンテンツ部分のみ、WordPressのエディターから入力する
- できる限りpage-hoge.phpのような、本文部分を直接テーマに書くような内容は避けましょう
9.ブロックテーマを利用した制作手法
- どこから始めるか?
- オリジナルテーマ
- Create Block Themeプラグインから作成
- もしくは1から作成
- 既存テーマからのカスタマイズ
- そのままカスタマイズする
- Create Block Themeプラグインの利用して保存する場合
- 複製して作る ← これが良さそう
- 子テーマで作る
- オリジナルテーマ
- 各種テンプレートについて、WordPressの管理画面よりエディターを利用して編集していく
- もちろんコンテンツ部分もWordPressのエディターから入力する
完全に自作する場合の必須ファイル
- style.css
- templates/index.html または index.php
10.クラシックテーマからブロックテーマになって変わったこと
- エディターからかなりの内容が変更できるようになった
- 共通パーツの編集
- クエリーを利用したループの編集
- theme.jsonを利用した共通デザインの設定
- 文字
- 色
- 幅
- 等
11.TT4を利用したフルサイト編集のデモ
- スタイルの設定
- TOPの編集
- Archiveの編集
- クエリーループブロック
- パターンブロック
12.theme.jsonとは?
- サイト全体の設定を行う
- CSS変数が利用される
- この部分でどこまで対応できるかが、まず最初のポイントとなる
- 画面幅に応じたフォントサイズや余白の設定など
- ちょっとやってみました
- まずはここの部分の慣れが必要
- 最初のうちはTT4から作業を始めると、だいたいいい感じにすでにしてくれているので、簡単でよいです。
13.クラシックテーマからブロックテーマへの移行方法の検討
- page-hoge.phpなどで作られている場合には、作り直しとなる
- カスタムフィールドでコンテンツ部分が作られている場合にも、作り直しが必要
- 各ページのコンテンツについては、ブロックエディターで作られていれば移行は比較的かんたんな場合がある。
- すでにtheme.jsonが利用されている場合。この部分は移行の助けになる
14.ブロックテーマへの採用のタイミング
- 新規に比較的シンプルなサイトを作るところから
- リニューアルのタイミングなど
- ブロックテーマやブロックの特性を一緒に学びながら、作れるチームがおすすめ。
15.今後に期待なポイント
- synced pattern overrides
- custom data binding
16.制作した人の感想などでとてもとても参考になると感じた記事
- Google以外のフォントの使い方
- 【WordPress】フルサイト編集テーマをいくつか作ってみて